ガールズ&パンツァー 劇場版〜進歩したCG作画と妥協のない音響は感動的
善は急げ、思い立ったが吉日、巧遅は拙速に如かず
ときには急がば回れとも言いますが、一度決めたことはさっさと実行するのが多くの場合は効果的です
そんなわけで昨日ガルパンTV版OVA版を一気見した僕は、早速ガルパン劇場版を観ることにしたわけでした
予約はしてなかったのですがやや早めに着いたので真ん中より若干右側の席を確保
定時に劇場に入ると平日なのに予想外にほぼ満員、学生も多かったけどガルパンおじさん多すぎでは…
開演から少し経って戦闘開始、砲撃の爆音が響くとシートがビリビリ揺れました
その後も爆発音のたびにビリビリと小気味のいい鳴りに震える体、普通の映画館ですらこれなら…と、世界一と名高い極上爆音上映の立川にも行ってみたくなります
映像の方についても、TV版の時点でかなり挑戦的かつハイクオリティだったCGが劇場版になってさらにさらに進歩していることに感動しました
カメラワークはさらにダイナミックになり、CGの軽さを生かしたギャグシーンはテンポが良く、巨大な砲身や重戦車の動きには重みも感じられました
序盤から効果音に圧倒された音響面ですが、TV版から行進曲BGMの使い方には注目していました
劇場版でもここぞという場面で勇ましいBGMを流して盛り上げてくれたあたり、本当に音響面においてはとにかく隙がないです
中盤にはあえて静かなシーンを入れたり、セリフを全く入れずにひたすらアクションで魅せるシーンもあったり、とにかく音にこだわっていることがわかります
家では絶対に実現できない音響のためだけであっても、映画館に観に行った価値がありました
TV版の時点で「CGを活かす」「オリジナルアニメであることを活かす」というような点に感服させられたガルパンですが、さらに「劇場版であることを活かす」あたりにこだわりと手腕を感じます
とにかく圧倒の2時間でした